PRESS RELEASE / 2026年8月9日

AICU、コンテンツ認証サービス「AICU CERT」で
国際標準ライセンス「RSL 1.0」を採用
— AI に「使ってよい条件」を機械可読で宣言

AICU Inc.(以下 AICU)は、コンテンツ認証サービス AICU CERTcert.aicu.ai)において、機械可読なコンテンツ・ライセンスの国際標準 RSL 1.0(Really Simple Licensing) を採用しました。

独自に維持してきたライセンス標(マーク)を廃止し、「使ってよい条件」の表現を国際標準に委ねます。AICU が自前で持つのは、RSL が扱わない両端 ——「認定(誰が受賞・修了・受理されたか)」と「配分(生成のたびに原作者へいくら返るか)」—— の2つだけにしました。

背景 — アクセスの過半が「人ではない」時代に

2026年、Web への全リクエストの過半はすでに自動化されたボットが生成しています。生成AIの学習・参照クローラが急増するなか、コンテンツの作り手にとって重要になったのは「誰が来たか」ではなく、「誰の指示で、何の目的で、どう使ってよいか」を機械が読める形で示せるかです。

従来の robots.txt は「クロールしてよいか」までしか言えず、「検索インデックスは可・AI回答での参照は可・モデル学習は不可」といった用途ごとの条件を表現できません。ここに、機械可読で用途・利用者・対価まで宣言できる国際標準として RSL 1.0 が登場しました。

何を変えたか — 許諾は標準に委ね、証明と還元だけ自前で持つ

AICU CERT はこれまで独自のライセンス標((A) (AA) (AAC) (C) (CG) (AC) 等)を維持してきましたが、複数ページで定義を同期し続けた結果、意味が分岐して事故につながりました。今回、許諾の表現は RSL 1.0 に全面的に委譲します。

段階何を記録するか誰が持つか
1. 認定/Recognition受賞した・修了した・応募が受理されたAICU CERT(RSL は証明書を扱わない)
2. 許諾/Permission誰がどう使ってよいかRSL 1.0(国際標準に委ねる)
3. 配分/Settlement生成のたびに誰にいくら返るか[email protected](RSL の payment type="use" に載せる)

RSL 1.0 には「生成・推論のたびの対価payment type="use")」という型が標準で用意されています。これは AICU が独自に育ててきた (GC)=生成実績に応じた原作者への還元と同じ考え方であり、独自語彙で言い続ける理由がなくなりました。実績報告(reporting)やライセンスサーバー、証明の参照(legal type="proof")まで、これまでの作り込みがほぼそのまま国際標準に写ります。

方針 — 「テキストは開き、作品は守る」

AICU CERT の証明書とライセンス条文は、AI に読まれてこそ価値があります。AI が AICU のライセンスを正しく説明できるようになることは損失ではなく「流通」です。そこで cert.aicu.ai のテキストは、検索・AI回答・学習のすべてに開きます。

Content-Signal: search=yes, ai-input=yes, ai-train=yes

一方で、作品そのもの(画像・プロンプト)は AI ハーベストを拒否します。作品の実体は証明書ページには無く、必要な人が URL を渡されて直接観に来るものだからです。この非対称 ——「証明は開く/作品は守る」—— を、機械可読な形で一貫して宣言できるのが RSL 1.0 採用の要点です。

※ 一部のプラットフォームが試験提供する use= 拡張(immediate / reference / full)は、標準の配信形ではないため出力しません。本家準拠の3シグナルのみを配信します。

実装している面(すべて公開・機械可読)

意義

日本のクリエイターが、自分の作品や証明に対して「AIにどう扱ってほしいか」を国際標準で・機械可読に宣言できるようになります。AICU はビジョン「つくる人をつくる」のもと、生成AI時代における作り手の権利と対価の仕組みを、独自仕様の島ではなく世界の標準の上に築いていきます。

関連リンク

AICU Inc. について

AICU Inc. は「つくる人をつくる(Creating people who create)」をビジョンに、生成AI・メディア技術の研究・実践・発信を行うクリエイティブAIカンパニーです。日本拠点は AICU Japan 株式会社。